プレシオサウルスの強さとは?強さ・大きさ・生態を子供でもわかりやすく解説
「首がとっても長い海の生き物はなに?」 「プレシオサウルスって、モササウルスと何が違うの?」
恐竜時代の海を代表する大スター、首長竜のプレシオサウルス。その優雅で独特な泳ぎ方や、長い首に進化した科学的な理由、モササウルスなどのライバルとの強さの違いについて、子供から大人までわかりやすく解説します!
首長竜のパイオニア!プレシオサウルスの意外な分類
プレシオサウルスも、実はモササウルスと同じく「恐竜」ではありません! 恐竜は陸上で暮らす特定の骨格を持った爬虫類のことを指します。プレシオサウルスの仲間は、海で暮らすために手足が大きなヒレになり、首が長く進化した「首長竜(くびながりゅう)」というグループに分類されます。
首長竜は、恐竜と同じ中生代の海で大繁栄した海生爬虫類です。プレシオサウルスはその中でも最初期に発見され、首長竜全体の名前の由来(プレシオサウルス類)にもなった重要な生き物です。
いつの時代にどこで生きていた?プレシオサウルスの基本データ
プレシオサウルスが生きていたのは、ジュラ紀的の前期(約2億年前〜1億8000万年前)です。主に現在のイギリスやドイツなどのヨーロッパ周辺の海に生息していました。当時は温暖で浅い海が広がっており、たくさんの魚やアンモナイトが暮らす豊かな環境でした。
まるで水中を飛ぶ鳥!プレシオサウルスの不思議な泳ぎ方と強さ
多くの海の生き物はしっぽを左右に振って泳ぎますが、プレシオサウルスは全く違うユニークな方法で海の中を泳いでいました。
4枚の巨大なヒレをはばたかせる「水中羽ばたき」
プレシオサウルスのしっぽは短く、泳ぐための力はありませんでした。その代わり、前後に2枚ずつある4枚の大きなヒレ(パドル)がついていました。 彼らはこのヒレを上下に大きく動かし、まるでペンギンやウミガメが海の中を「羽ばたいて飛ぶ」ように泳いでいました。この4枚のヒレを交互、または同時に動かすことで、水中で急停止したり、くるりと素早く旋回(ターン)したりする抜群の運動神経を誇っていました。
小魚の群れに気づかれずに近づく「ステルス首」
プレシオサウルスの長い首は、狩りのときに最強の武器となりました。 海の中で大きな体が動くと、水の振動(波)が伝わって魚たちに逃げられてしまいます。しかし、プレシオサウルスは小さな頭と細い首だけを魚の群れに向けてすーっと伸ばすことができました。
これにより、魚たちに自分の巨大な体を気づかせることなく(ステルス機能)、油断した小魚たちを長い首の先にある口で素早くパクッと捕らえていたのです。
意外と小さい?プレシオサウルスの大きさを身近なもので比較!
「首長竜」と聞くと超巨大な怪物をイメージするかもしれませんが、プレシオサウルス自体のサイズはどれくらいだったのでしょうか。
全長は何メートル?プレシオサウルスのサイズ
プレシオサウルスの大きさは、全長が約3〜5メートルです。モササウルス(15メートル超)や、後世の巨大な首長竜エラスモサウルス(10メートル超)に比べると、実はかなり小柄でスマートな体をしていました。 体重は約200〜500キログラム程度で、現代の大きなイルカや牛と同じくらいの重さです。
プレジャーボートやイルカと比べてみよう!
全長3〜5メートルというのは、海に浮かぶ「小さなプレジャーボート(小型ボート)」と同じくらいのサイズ感です。 首が体全体の半分近くを占めていたため、胴体部分自体は人間と同じか少し大きいくらいのコンパクトなサイズでした。海で見かけたら、恐ろしいモンスターというよりは、イルカのように親しみやすいサイズ感だったかもしれませんね。
プレシオサウルスに関するよくある疑問(Q&A)
プレシオサウルスや首長竜にまつわるロマンあふれる疑問にQ&Aでお答えします!
Q1. ネス湖の未確認生物「ネッシー」はプレシオサウルスの生き残り?
A. 夢のある話ですが、科学的には難しいと考えられています。
ネッシーのイラストはプレシオサウルスにそっくりですが、プレシオサウルスは首の骨の構造上、白鳥のように首を水面から高く持ち上げることはできませんでした(首は基本的に水中でまっすぐか、緩やかにしか曲がらなかった)。また、彼らは温暖な海に住んでいたため、冷たくて狭い淡水の湖(ネス湖)で長生きすることはできないとされています。
Q2. モササウルスと戦ったらどっちが強い?
A. モササウルスの圧倒的勝利です。
そもそも生きていた時代が違いますが(プレシオサウルスはジュラ紀、モササウルスは白亜紀)、もし戦ったとしても、体が何倍も大きく頑丈なあごを持つモササウルスには敵いません。実際に白亜紀の巨大な首長竜は、モササウルスに襲われて食べられていた形跡が化石から見つかっています。
Q3. 日本でもプレシオサウルスの仲間は見つかっている?
A. はい、非常に有名な「フタバスズキリュウ(フタバサウルス)」が日本で見つかっています!
1968年に福島県で高校生(当時)の鈴木直さんによって発見されたフタバスズキリュウは、プレシオサウルスの親戚である巨大な首長竜です。日本でほぼ全身の骨が見つかった初めての首長竜として、日本の古生物研究の歴史に大きな名を残しました。
まとめ:プレシオサウルスは海の優雅なハンティングマスター!
最後に、プレシオサウルスの魅力をおさらいしてみましょう。
- 恐竜ではなく、ジュラ紀の海を優雅に泳いだ「首長竜」の代表格!
- ペンギンのように4枚のヒレで水中をはばたく「水中羽ばたき」で泳いでいた!
- 魚に気づかれずに接近する「長い首(ステルス機能)」を持っていた!
- 全長3〜5メートルと、首長竜の中では「小型ボート並み」の小柄なサイズ!
プレシオサウルスは、ユニークな4枚のヒレと長い首を最大限に活かし、ジュラ紀の海で独自の地位を確立しました。その泳ぐ姿はまるで水中を舞う鳥のようであり、大昔の海がいかに美しく不思議に満ちていたかを教えてくれます。日本で見つかったフタバスズキリュウなどの展示を見に行くときは、ぜひ「どうやってこの4枚のヒレを動かしていたんだろう」と想像しながら観察してみてくださいね!
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