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[ Utatsusaurus hataii ]
宮城県南三陸町で発見された、世界最古級の魚竜。トカゲに似た長胴の姿で、陸上爬虫類から海へと適応していった進化の最初期の姿を留めています。
[ 詳細解説 ]
発見の重要性と学術的価値
ウタツサウルスは、宮城県南三陸町歌津(旧・歌津町)の大沢層から発見された、世界で最も古い魚竜(魚竜形類)の仲間です。名前の「ウタツ」は発見地の歌津町に由来し、種小名の「ハタイ」は東北大学の古生物学者・畑井小虎教授に敬意を表して名付けられました。
これまでに発見された多くの化石パーツからほぼ全身の骨格が復元されており、初期の魚竜の生態を解明する上で世界最高のクオリティを持つ標本となっています。
形態的特徴
のちのジュラ紀に現れるイクチオサウルスのような「魚(またはイルカ)に酷似した流線型の体型」とは全く異なり、ウタツサウルスは非常に細長い胴体と鞭のような尾を持っていました。
また、前肢と後肢は水をかく「ヒレ」として機能しつつも、内部の骨格は指の数が5本(あるいはそれ以上)あり、関節も比較的緩やかなため、かつて陸上を歩いていた四肢動物の骨構造を強く残しています。このため、爬虫類が陸上から完全に海洋へと戻り、水中に適応していく適応放散の過程を示す、陸上と海をつなぐ進化の中間段階(失われた環)として、地質学・古生物学において極めて高い評価を受けています。
[ 基本スペック ]
生息年代
三畳紀前期
三畳紀前期
生息地域
日本(宮城県)
日本(宮城県)
分類
魚竜
魚竜
食性
肉食(魚食)
肉食(魚食)
全長
3.0m
3.0m
推定体重
150kg
150kg
よくある質問と回答 (FAQ)
ウタツサウルスの持つ「指骨の残るヒレ」とはどのような能力ですか?
指骨の残るヒレは解析値で「特徴的」と評価されています。詳細は:四肢が完全にヒレ化しておらず、陸上爬虫類の指の骨の構造を残す
ウタツサウルスはどのような食性を持っていましたか?
ウタツサウルスは「肉食(魚食)」でした。
ウタツサウルスはどこで、いつ頃生息していましたか?
三畳紀前期の日本(宮城県)に生息していました。
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