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[ Kamuysaurus japonicus ]
北海道むかわ町で発見された、通称「むかわ竜」。日本列島で発見された恐竜として最大級の全身骨格を誇るハドロサウルス類。
[ 詳細解説 ]
白亜紀後期の日本(現在の北海道むかわ町穂別地区)の海成層(海の底で積もった地層)から発掘された、ハドロサウルス科(カモノハシ竜)に属する植物食恐竜。通称「むかわ竜」。全身の骨の8割以上(実物化石の骨数ベースでは約6割、体積比では8割以上)が残る、日本恐竜史上において最も完全な全身骨格化石であり、日本の古生物学における記念碑的な発見である。全長約8メートルと大型の部類に入る。
2003年に地元の収集家によって最初に尾の骨が発見された当初は、海の地層から見つかったため「首長竜(爬虫類)」の骨であると考えられていた。しかし、のちの大規模な追加発掘と、何年もかけた緻密なクリーニング作業により、極めて良好な保存状態の恐竜全身骨格であることが判明し、国内外を驚かせた。海岸近くの針葉樹や広葉樹が茂る温暖な森に暮らし、死後に川から海へと流されて海底に沈み、急速に堆積物に覆われたことで、奇跡的な保存状態が保たれたと推測されている。
学術的には、頭骨の形状などからハドロサウルス科のエドモントサウルスに近い系統の「新属新種」と認定され、2019年に正式命名された。アジア東部におけるハドロサウルス科恐竜の進化と、北アメリカ大陸への移住・拡散ルートの謎を解き明かすための極めて重要な学術ミッシングリンクを埋める存在として、世界的にも高い注目を浴びている。
[ 基本スペック ]
白亜紀後期
日本(北海道)
鳥脚類
草食
8.0m
4.5t
よくある質問と回答 (FAQ)
カムイサウルスの持つ「集団行動」とはどのような能力ですか?
カムイサウルスはどのような食性を持っていましたか?
カムイサウルスはどこで、いつ頃生息していましたか?
[ 学術参考文献 ]
- A new hadrosaurine dinosaur from the Lower Late Cretaceous of Hokkaido, Japan, and the evolutionary history of eastern Asian hadrosauridsScientific Reports • 2019[ 論文・文献リンク ] »